お茶の専門家が書いた本を読んでいます。
烏龍茶は6杯目まで楽しめ、しかも回を重ねるごとに旨味が増します…とのこと。
筆者が中国の産地を訪れた時に、農家の人に次のようなことを言われたそうですよ。

1杯目は敵に。
2杯目は使用人に。
3杯目は妻に。
4杯目は愛人に。
5杯目はビジネスパートナーに。
6杯目は自分にとっておく。

面白いですね。
ちなみに、数あるお茶の中で一番好きなのは烏龍茶です。

コンビニ人間

2019年6月1日 読書
近所の図書館の中を歩いていたら、
明らかに日本人の名前の著者のオーディオブックがあったので借りてみました。
Convenience store womanという題名。
家で調べてみたら、村田沙耶香さんの『コンビニ人間』というのですね。

まだ三分の一くらいしか聞けてないのですが、
延々と続くコンビニの表現が懐かしい。
英語で描かれる日本の日常、ってなんか新鮮ですね。

「いらっしゃいませ」はそのまま訳さず”irassyaimase”と音読されていて、
その不思議な発音が気になるーー。(日本語を知らないであろう人が読んでいるので、言い方が独特)

ちなみに私がコンビニで好きなものは、
ハーゲンダッツのクリスピーサンドとツナのおにぎりです。

二つの祖国

2019年5月16日 読書
山崎豊子さんの『二つの祖国』を読み始めました。
すごいなあ。この筆の力。
異国で「移民」してるし、
いわゆる二世である子どもを持つ親でもあるので、
グサグサくるの。
他人事と思えなくて。

恵まれた時代に生まれたんだなあと思ったのでした。

ちなみに、向かいにとても優しい老夫婦が住んでいたのですが、
亡くなられたときの「お悔やみ」の記事で、彼が戦時中に日本で戦った経験があることを学びました。
戦後70年を経て、かつての敵国の人間が向かいに越してくるって、彼はどう思ったのだろう。(日本人がほぼ皆無の地域ですしね。)
なんだか不思議な話です。
私はね、彼の優しさや紳士的な態度、暖かさにすごく救われました。
ありがとう、ミスター。

過酷な戦争で散っていった戦士たちが、私たちを見たら、
もう争わなくてよい時代がきたんだな、と良かったと安堵してくれるのだろうか、
俺たちの命はなんだったのか、無駄にしやがって、と思うのか…。
ちょっとしんみりしてしまいます。


白鳥異伝

2018年7月3日 読書
子どもの頃、荻原規子さんの水色勾玉が話題作で、
読んだ記憶はあるのですが内容がうろ覚え。
図書館で見つけたのでもう一回読んでみました。

いいですね。ロードオブザリングやハリーポッターがあるなら、
日本の古代をもとに作られたバリバリ和風ファンタジーがあって然るべきだわあ。

しかも続きがありと知り、
続編の白鳥異伝も読んでみました。

すげー、すげーよ、荻原規子。(興奮のあまりお行儀よく言えない私。)

中高生対象だから、シンプルで王道。
でも紆余曲折もあって、キャラクターもお話もしっかりしてて、
私は好きです。

大人として読んだので、こんなタブーなことを設定に盛り込んでいいのか?と思ってしまいましたが、自分が中高生の時を思い出すと、まあ、色々知ってたし、これくらいスパイス効いてても大丈夫かな、と思い直しました。
子どもは大人が思うより、成熟した部分があるものですし。
幼児を持つ母という立場が、私を必要以上に過保護にさせているのかもしれませんね。

大人が読んでも楽しめるんだから、子どもの時に読んだら心酔してただろうなあと思いました。

あとねえ、主人公とその相手役の関係の進化に、悶えさせてもらいましたよ。ウフフ。
恋をしなくなって久しいですからね、恋のドキドキ忘れてました(笑)。
夫のことは心から愛してますが、愛と恋は全然ちがうもんねえ。

とまあいろんな意味で十二分に楽しませてもらいました。
第3部も楽しみに読もうっと。
宮部みゆきさんの、読んでみました。
結末が、悲しい!
でも、悲しい、という以上の何かがあって、
これでいいのかも、とか、いやいやでも悲しい…と戻ったり。

主人公には幸せになってもらいたかったなあ。

模倣犯

2016年7月7日 読書
模倣犯読み終えました。
さすが、宮部みゆきさんは、裏切らないなー。
個人的には、飛び降りのところで、そう簡単に?って思ったけど、未遂もしてるから、もう一回やることに抵抗が少なかったのかな?

要所要所で、登場人物が悪意を見破ってくれたり、読者を代弁して怒鳴ってくれるので、すっきりしました。
犯人の視点からの、自己中心的、精神病理的な主張が続くときは、気分悪かったけど、でもそういう気分にさせられたというのは、宮部さんの腕がいい証拠なんでしょうね。

それに対して、あの映画はないよ…。
全員の声が低い。
どよーんとしてるし。
デジタルな演出が、ちょこちょこ入ってくるのが、鬱陶しい。
きっちり見る忍耐力がないので、飛ばし飛ばし見ましたが、
どうしたの?っていう演出、最後にピースがまんまと罠にはまるところがスカッとする山場なのに、映画はそうではなかったし、これどうまとめんの?とおもってたら、苦笑と困惑の的だったという爆発…どかーん。そして、赤ちゃん…。

うーーーーーーん。
製作過程で、誰か絶対止めたであろうけど。
突っ切ってしまったのね、監督さん。
そして、台本もらった段階で、いやーこれはやめときます、と俳優さんもその事務所も断らなかったのが不思議。もしくは、台本は契約が決まってから渡されて、法的に経済的に、断れなかったのか?と勘ぐってしまったわ。
結構有名な俳優陣だから余計に。しかもいわゆるチョイ役でも、有名人いっぱいだったよね?
無名の役者さんたちなら、失うものがないということで、甘受したかもしれないけど。そこそこ、守るものがある方たちなのに…謎。

ここまでグダグダなものを作って押し切ってしまった、監督さんの精神状態まで心配してしまった作品でした。
僭越ながら…。

中居くんという選択、私は悪くないと思いましたけどね。
やや女性的で、上品で甘い顔をしていて、礼儀正しいけど、隠しきれない病的な上から目線があって、おごりから身を滅ぼす…っていうピースの役に合ってたと思います。
他の役者さんでも成り立ってたけど、ジャニーズのアイドルにやってもらうのがぴったりくる役だと思いました。
コバルト文庫の藤本ひとみ先生の作品、中学・高校のときにすべて読んだんですけど、DiaryNoteにもファンいるかしら・・・?

ひょんなことから、ユメミシリーズが再開になったらしいと聞いて、
Google先生とWiki先生に尋ねたら、
以前の作品は絶版になっていると知り、そっちのほうがショックだったんですけど。えーそうなの???

実家の本棚を占領していた、あの濃い赤紫の小説たちは、
実家を出て何年か後に消えておりました・・・。
人のものを勝手に処分する父の仕業。
・・・やるか?普通???

なんか懐かしいなー。

以下は、一ファンの回想コメントです。
興味ない人にはまったく意味ないつぶやきなので、とばしてくださいねー。

マリナシリーズは、ちゃらちゃらした恋愛要素がなくて、ミステリーの要素が強かったのが、男性恐怖症&ホームズファンだった私には気があって、それからひとみ先生の本を読み始めた・・・のかな?出会い、覚えてないや。
ヒロインの相手役である和矢がいまいちぱっとしなくて好きじゃなかったけど(その他の美少年の容姿・言動ともに麗しすぎたから?)、それは作者も同じだったそうで、笑いました。なんか、思い入れが感じられなかったよね、和矢に対して・・・。
そういえば、登場人物それぞれに名文句がありましたよね。
・・・美女丸・・・彼のは名文句なのか?っていうせりふで、いじめかと(笑)。
ていうか、赤いモルダウってなんだよっ!(笑)。

年齢的に近かったKZのメンバーも好きだったなぁ。あれもミステリー系で、職人系wが好きだった私には、何かに秀でている知的な集団、っていうところが好きだったわー。
旧花織は、素朴で純情なお話、なんか心が清められました。かわいらしい話でしたよね。主人公と、理知的ではっきりした性格の友人との、友情もじーんとくるところがありました。
今、ぱっと思い出すのは『にんじん童話』かな・・・。
くせっ毛の子のお話。
夏希ちゃんがでてるのはどの話だったっけ??

新花織はうってかわってなんか・・・センシュアルでしたね、うぶな高校生だった私にはちょっと刺激が強かったかも?
花純は年と性別の割には(?)さばさばしてたから、凱みたいな精神年齢の高い男の子のお友達ができたんだろうと、思ったり。この二人、高校生なのになんか大人びてたよね。美馬は別格だけど。

ユメミシリーズは、思いっきりファンタジー!って感じだけれど、
動物になっちゃう人、全員一途でかわいらしかったなー(光坂くん、高天はユメミに夢中だし、冷泉寺さんもレオンに、っていう)。

おっと、この辺でおいておこうっと・・・。ショパン聞きながら紅茶でも飲もうかな(^^)

うーーん、最近なんか変。
日本に帰国したときも体調不良で倒れ、異国に帰って来てからも無理がたたり、精神的にも肉体的にも、わけのわからないストレスが盛りだくさん。

未だかつて起ったことないような身体反応が出始め、
なんとなく不調、という状態が軽く1か月ほど続いていることに焦りはじめました。
これ、絶対どっかおかしい!!!

さすがにブルーになってきて、今月はお医者さんに会いまくることに決めました。
今朝、今まで延ばし延ばしにしてきた予約入れと保険のチェック・事務処理!
そして思わずチェックしてしまいました、先月行った予約なし診療の請求額(指をうっかり切ってしまったときのね)。
なんと、5万強!
経った5分の治療でー!?!?

うがー!嫌いだ、この国!
この異国のわけのわからない医療保険システムにストレス倍増!
もういやだー、この国!日本に帰りた~い!
と、心で吠えた1日でした。

来週もさ来週もお医者さんに会ってきまーす(だから専門医がてんでばらばらで、いちいち予約を入れないのもおかしいって言うの、この国は!)

The Purpose Driven Life

2008年11月12日 読書
何年か前に、あまりにたくさんの人が読んでいるのにびっくりした"The Purpose Driven Life"。
過去の居住者の誰かが本棚に置いて行ったので、第1章目を読んでみました。

まーったく前知識がないまま本を開いたんですが、これってキリスト教を基にした本なんですね。
「人生の目的はあなたの自己実現によるものではありません。あなたは神による、神のための目的に基づいて生まれてきたのです。」
…といわれてもなぁー。
私のスピリチャリティは、いわゆる「世間一般」というか、仏教と神道ベースだと思うんですね。
だから、ここまで思いっきりキリスト教ベースで書かれると、根幹がない私には解せないというか、ハテナがいっぱい生まれます。

人生の目的、ないといけないの?わかってないといけないの?
基本的にこの世は色即是空だと思うんだけどなあ。
自分に注目することの何が悪いんだろう(自分の注目していては、神の真なる目的に気付けないから、みたいな口調で書いてるので)。
どうして、神という媒介がないと、満たされた人生を送れないという前提なんだろう。
信仰の形がアグレッシブな感じがするんだけど、なんでかなぁ。…とか。

まあ、この章で唯一同感したのは、「成功するということと、人生の目的を満たすということは、同じものではありません。」というくだり。




すとん

2008年7月27日 読書
久々に、日本語の書店に寄って来ました。
セール中だったので、4冊お買い上げ。
日ごろだったら絶対買わないような本も、100円だったんですもの。買いでしょう。

小さい頃、読書が好きだったことを思い出しました。
すとん、と落ちるように熱中しちゃうんです。
音も聞こえなければ、暑さも感じない。
それはそれは、シンプルで、余分なものがない世界。

そういう「すとん」を経験してないな、以前より本読んでるのにな、と思ったのですが…あー、英語で書かれてて、しかもそんなに興味のない本が続いてたんだった。
道理で「すとん」どころかストレスなはずだ。

今読んでるのは、大平健さん著の『診察室にきた赤ずきん』。
彼の『やさしさの精神病理』を出た当時に読んで、気に入った覚えがあったので買ってみました。
おもしろいなぁ。
たまたま安く手に入ったので、いまさらながら読み始めました。

男能・女脳テストなるものがあったのでやってみました。
男性のほとんどが0-180点、女性が150-300点の範囲に収まるらしいです。私は170点。
オーバーラップ、なる領域(150-180点)に分類されるらしく、「男と女の両方に片足ずつ踏み込んでいるようなもの」らしいです。

極端に男っぽい、あるいは女っぽい考え方をせず、融通が利くので、問題解決のときに特に役に立つ。こういう人は異性、同性を問わず友達ができる。


嬉しいこと書いてくれるなあ。よし、信じようっと(笑)。

私の同性の友達は男前、異性の友達はフェミニンな人が多いのは、似たもの同士だからかしら。
なんか納得。

名著

2007年4月29日 読書
電車でたまたま隣に乗り合わせた女性が読んでいたとある本。
私の専門領域では、知らない人はいない、古典的名著です。

私のおうちの本棚には、原著と和訳版が。
原著は、同業者であるルームメイトさんのもの。
和訳はもちろん、私のもの。
学生時代、大枚をはたいて買いました。懐かしい。

わあ、彼女も関連領域で働いているのかしら!と、
俄然興奮。
思わず話しかけそうになりましたよ。
変な人と思われるかな、と思ってやめましたが・・・。

同じようなこと、以前もあったんですよね。
お昼休みに公園で日向ぼっこして至福の時を過ごしていたら、目の端に何か見覚えのあるアイテムが。
向かいのベンチに座っている、サラリーマン風の男性。
彼が読んでいる本、吉本ばななさんの『白河夜船』の英語版、Asleepでした。

あー、ばなな本が異国の人に読まれている!
これまた、「私も読みましたよ、それ!」と共有したい衝動に駆られたのでした(笑)。
写真の本ではありませんが、Self esteemの本を読み始めました。
日本語に訳すと、自尊心。
ありのままの自分を受け入れ、大切に思う気持ちのことです。

自尊心が下がってきてるなーと思ったときに、本屋で見つけた本です。
たまたま安くなっていたので買ったのですが、寝かせること3年。
長かったなー、本開くまで(笑)。

自尊心を高める準備として、自分をどう捉えているか、自覚することが必要。
というわけで、本の中に自己分析なるものがありました。
次の項目に分けて特徴をどんどん書いていきます。
1.外見
2.他者とのかかわり
3.性格
4.他者から見た自分
5.学校もしくは職場での仕事ぶり
6.日常生活における行動(健康や食事の用意、住環境を整えるなど)
7.精神的な機能(問題解決力、学習能力、創造力、知識など)
8.性的な魅力(自分自身をセクシーとみなしているかどうか)

書き出した後、書き出した特徴の表現が、肯定的か否定的かに注目します。
否定的な書き出した多かった項目が、現実的で肯定的な自分像を持つにあたって、努力が必要な分野、というわけです。

私もやってみました。
恥ずかしながら大公開。
肯定的な書き出した多かった順に並べると、以下のようになりました。

6.日常生活における行動
3.性格
4.他者から見た自分
7.精神的な機能
1.外見
2.他者とのかかわり、5.学校もしくは職場での仕事ぶり(同点)
8.性的な魅力

家事が苦じゃないし、運動して心身ともにさっぱりいるのが好きなので、「6.日常生活における行動」が肯定的だったのは納得。逆に、全く自信がないのが、性的魅力。
ないない、ないですよ。
あっても怖いよー。←って思うあたり、この分野における自尊心が低い証拠?
ISBN:4062749041 文庫 村上 春樹 講談社 ¥680

しつこく「おうちにあったので読んでみました」シリーズ。

熱狂的なファンの多い村上春樹氏ですが、私は2冊しか呼んだことがありません。
『1973年のピンボール』と『スプートニクの恋人』ね。
あんまり私は好きではない、みたいです。彼の作品。

『ダンス・ダンス・ダンス』も、以前手にとって10ページほど読んだことがあったのですが、そのあまりの暗さに嫌気が差してストップ。
今回、再びチャレンジ。
だって、家にあるほかの本をほぼ全部読んでしまって、他に読むものがないんだもの。

が、やっぱり暗い!
くらーーーい!!
救いようのない孤独感と、その描写がかなり憂鬱な気分になります。
ハッピーな気分も、覿面に欝っぽくさせられる、なんだ、この威力は!
ある意味すごい。

あーでも読み始めちゃったからなあ、読み終わらないといやだなあ。
でもほんとーうに、いやーな気分になるので、自傷行動以外の何物でもないような気がします。

村上春樹さんの力量はとーってもよくわかるんですけど、
彼の作品を好き、っていう人がよくわからないかも・・・。
わからないというか、愛でることは私にはできないので、その世界に身をおける人、そしてそれを好ましく思う気持ちが理解できないのかも。

単純なんで、私・・・。
ISBN:4062562928 文庫 土屋 京子 講談社 1998/09 ¥1,029

100円で売ってたので買ってみました(^^;)。

かなり面白い!
私好みの内容です。
脳神経学とか、心理学とか、社会心理学とかに弱いのかも。
貪るように読んでます。
流行の『ダ・ヴィンチ・コード』読んでみました。

最後のほうは、寝不足のまま一気に読んでしまったので、
あんまり覚えてない(!)のですが、
久しぶりに推理小説を読んだ達成感満載です。

いいなー、暗号分析官になりたい、宗教象形学者になりたい(笑)。

だれもが知ってる芸術作品、そしてフランスとイギリスの有名スポットが舞台、という壮大な設定もいいですよね。
久々の「おうちにあったので読んでみました」シリーズ。

紫門ふみさんの『あすなろ白書』に出てくる、掛井保くんが主人公の小説です。

私は小さい頃から、テレビとは無縁の生活を送りがち。
あすなろ白書も観てなかったのですが、
ドラマを観てなくても楽しめる小説でした。

本の感想ですが、
うん、こういう子いるよなあ・・・。
と、私はすっきり読めてしまいました。
子どもって、大人や周りが思っているよりずいぶんいろんなことをわかって、それをセーブしながら子どもっぽく演出してること、少なくないですもんね。

紫門さんは、同世代に馴染めない大人びた痛々しい子ども、を描くのが上手だなあと思いました。

神々の指紋 (上)

2006年3月28日 読書
ISBN:4094038418 文庫 大地 舜 小学館 1999/04 ¥670

まだ続きます、「書棚にあったので読んでみました」シリーズ。

感想を一言で表すと、かっこいーっ

現代の文明を越えた高度な文明が、何千年も昔に存在していた、という仮説がとてつもなく心を揺さぶります。
謎、という概念は、私の胸を捉えて離さないもののひとつなのですが、この本は謎と謎解きの満載!
脳と心が活性化される思いです。特に、日常生活であまり刺激されない領域が。

私が幼少期にこの本に出会っていたら、
絶対考古学者になると決めてこつこつ努力していたはず。

本の山のなかで資料研究に没頭していたと思ったら、
いきなりバッグひとつつかんで、秘境に飛び立っちゃうような、
探検家なのか考古学者なのかわかんないような人間になってたんだろうなー。

少子

2006年3月15日 読書
ISBN:4062739097 文庫 酒井 順子 講談社 2003/12 ¥490

引き続き本棚にあるので読んでみましたシリーズです。
あの『負け犬の遠吠え』の著者、酒井順子さんの本です。
『負け犬の遠吠え』もおうちにあったので二冊とも読んでみました。

結論から言うと、2冊とも面白かった(笑)!

負け犬気質が豊かな私としては、酒井さんの言っていることが解りすぎて笑えました。
飄々とした語り口も輪にかけて面白い。

特に、妊娠・出産・子育て観は、宗教観と共通している部分が多いという指摘の鋭さに感嘆!
彼女の指摘どおり、両者とも価値観と密接に結びついてますもんね。

まあ、これからも少子化が進むのは必至でしょうね。
でも、負け犬と呼ばれるのがいやだと、早婚・若年出産が増える傾向がみられるんだとか。
「負け犬」本効果はすごい!

龍は眠る

2006年2月17日 読書
「おうちにあったので読んでみました」シリーズの一環です。

まだ読み終わってないのですが、
とても面白くて目が離せません。

もともと、読書中は自分でも怖くなるほど集中してしまって、
周りの世界、完全遮断。

読みとめて、現実世界に戻ったとき、
軽く1分は思考が非日常的なくらいです。
いきなり、ふってわいてしまったような。

もともとそれくらい集中してしまうタイプの私なのですが、
この本はとっても面白くて引き込まれてしまって、
集中の度合いも半端ではありません。
5分くらい、世界が違って見えます(笑)。

お天気が良かったことも会って、お昼休みを利用して
近くの公園に出かけて読書タイムにしてしまいました。
いつもならお昼休みを返上して、
適当に食べ物を口にしながらお仕事にかじりつきなのに。

明日、読み続けるのが楽しみです。

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