久々によしもとばななさんの本を読んでみました。
思春期のころ、すごい好きだったのです。
ちょうどキッチンや白河夜船、TSUGUMI、NPなんかが出版されていた時代。
子育てて忙しくしていて、すっかりご無沙汰でした。
読み始めた時、ばななワールドに少し違和感を感じる自分を少し悲しく思いましたよ。
家族ができて、怒涛の子育ての日々の中で、
心の中に染み入るような寂しさや切なさ、苦しいような感受性を失ってしまったことを再確認したのでした。
ないほうがある意味便利ではあるけれど、
感受性に欠けた人生って、生きる意味あんのか?ってやつですよ。
まあ、かといってヒリヒリするほどいろんなものを感じてそれを吟味する贅沢な時間があった頃に帰りたいかと言われれば、子育て中はパスさせてください、って感じですが。
どんでん返しというか、
んっ!?と思う伏線の後で、
そうかぁー、そっちにいったかーという展開があるお話です。
同じからくりの、ホラー映画を見たことがあり、それを思い出しました
基本ホラーは好きじゃないけど、その映画の物悲しさや、からくりが暴かれた時の衝撃や、わかった後も続く、美しい悲哀の空気感が印象的だったのでよく覚えています。
ばななさんの『彼女について』の方が、
主人公の健全な心根のお陰で、悲壮感よりも、さっぱりクリーンな後味。
愛や情の奥深さや強さを感じられて、じんわり来る読み物でした。
思春期のころ、すごい好きだったのです。
ちょうどキッチンや白河夜船、TSUGUMI、NPなんかが出版されていた時代。
子育てて忙しくしていて、すっかりご無沙汰でした。
読み始めた時、ばななワールドに少し違和感を感じる自分を少し悲しく思いましたよ。
家族ができて、怒涛の子育ての日々の中で、
心の中に染み入るような寂しさや切なさ、苦しいような感受性を失ってしまったことを再確認したのでした。
ないほうがある意味便利ではあるけれど、
感受性に欠けた人生って、生きる意味あんのか?ってやつですよ。
まあ、かといってヒリヒリするほどいろんなものを感じてそれを吟味する贅沢な時間があった頃に帰りたいかと言われれば、子育て中はパスさせてください、って感じですが。
どんでん返しというか、
んっ!?と思う伏線の後で、
そうかぁー、そっちにいったかーという展開があるお話です。
同じからくりの、ホラー映画を見たことがあり、それを思い出しました
基本ホラーは好きじゃないけど、その映画の物悲しさや、からくりが暴かれた時の衝撃や、わかった後も続く、美しい悲哀の空気感が印象的だったのでよく覚えています。
ばななさんの『彼女について』の方が、
主人公の健全な心根のお陰で、悲壮感よりも、さっぱりクリーンな後味。
愛や情の奥深さや強さを感じられて、じんわり来る読み物でした。
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