悔しいっていう感情って不思議だなあと思います。

英語でね、悔しいっていう言葉にぴったりくるの、ないんです。(ですよね?)
Netflixの「Chef’s table」で米国生まれ(だったかな?)日本人女性シェフが出てくるんですけど、彼女が「kuyashiiっていうのはね」と英語で説明しているのを見て、
たしかにないな、と気がつきました。

ある程度、自尊心とか反発心がないとわかないと思うのです、悔しいっていう感情。
前述の女性シェフは、男性上位の料理人の世界で、「女なんかに」と言われた時の悔しさをバネにして頑張ったんだそうです。

私、成長につながる「悔しさ」って経験したことあるかなあと考えてみました。

働き始め、まだ未熟で、しかも言葉の壁もまだあったときのこと。
仕事のプレゼンがうまく行かなくて、恥をかいて、電車の中で泣きながらオフィスに帰った日のことを思い出しました。
悔しくて悔しくて恥ずかしくて、
でも結果を残さないといけないのが仕事だから、「上手になるよう頑張らせて欲しい」というのも、甘えに思えて許せなくて、
この仕事は本当に能力に合わないから、やめたほうが迷惑かけなくていいかもしれないと、冷静に思ったことがありました。
信頼している人に相談したら
「そうね、たしかにその仕事は今のあなたの実力にはちょっとそれは難しいね。」と認められてしまったこともあり、当時は結構真剣に悩んだ記憶があります。

でも。
生意気ですが、心のどこかで自負があったの。
仕事自体は真面目にやってる、きちんとできてる。
問題はプレゼンが致命的に弱いこと。
これが母国語だったら絶対出来てた。悔しい。
絶対プレゼンスキルを上げてやる。
負けるもんか、って。

でもさ、あの負けん気はどこからきてたんだろう。
あの時、仕事が全てだったから、
仕事イコール人生とか生き様みたいになってしまっていたのかも。
懐かしい。



コメント

都わすれ
2019年8月15日7:29

私も悔しいについて真面目に?考えてみました。
色々な場面で悔しいの感情が湧くと思うのですが、
悔しい=本気度 なのかな~と思ったりしました。

なので、まなさんはめちゃくちゃ本気だったのだと思います。

血は繋がっていないのですが、8歳の男の子の孫がいます。
3歳の時から世話をするようになったのですが
このコが「悔しい」の感情を表さないコでして。。
「悔しい」の感情はとても大事なことだと思うので、
「くっそ~ぉ」って思う感じでねぇ~と
どう言ったら分かるかなぁ~と説明しても感性は各々なのでね。。。


まな
2019年8月17日7:48

本気度…たしかにそうですね。
口で説明するのはなかなか難しいかもしれません。
私もどうやって説明するかなあと考えて言葉に詰まりましたもん。
前述のシェフは「怒りと決意がみなぎる気持ち」みたいなことを言っていた気がします(うろ覚えですが)。

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