Shel SilversteinのThe giving tree「大きな木」は
絵本の名作として殿堂入りしてるみたいですが、
寒気がするほど嫌いです。
私、少数派でしょうか…。
そして少数派であることにも、ぞーっとしています。

6歳の長男が学校で読んだみたいで、
恐る恐る感想を聞いてみると
「好きだよ!」
がーん。
どんなところが?と聞くと、
「うーんと、木であそべるところとか!いっぱいくれるところとか!」
……う、ううーん…
そのいっぱいくれるところに、美談を感じないでほしい…。


コメント

らむ。
2019年2月25日1:32

たまたま本屋さんで名作としてお勧めされていたので、購入してもっています。

なんでも木から奪い取ろうとする男の子をモンスターのように感じています。

受け取って当たり前の子に育てないよう気を付けようと教訓を学んだ本と捉えていたのですが、世間一般的には違うのでしょうか。木の無償の愛に感動する人が多いのかな?
いやいや、私、感動なんてできません。

まなさんの日記も読むまで、私自身も少数派だということにも気づいていませんでした。

limei
2019年2月25日20:16

興味がでてネットで見てみました。 
読み終わった後に、大人が「木と少年は本当に幸せだったかな?」という会話を広げるのが必須な感じがしますね・・。

「これが愛だよ!いいお話しだったねー」で終わったら大変なことになりそうです。

まな
2019年2月27日13:37

らむさん

日本のサイトでは思慮深いレビューも多いのですが、こちらで上位に上がってくるレビューはもっとシンプルというか、「これが無償の愛」とか、「美しい物語」とか、「感動して泣いた」とか、ちょっと不安になるようなものが圧倒的に多いです。
みんなぞーっとしてないの?私だけ!?みたいな。
私だったら酷評しちゃうんですけど、実際に酷評している人はすごく少ないんですよね。
限りなく奪い尽くす人類と、搾取される地球、という環境問題を提示しているんだ、という人もいるようですが…。
共依存の救いのない話、ととってしまう私は、よっぽどのひねくれ者なのでしょうね…。
日本のレビューで「甘やかされてニートなった子どもと、死ぬまで彼に搾取されている親を連想してしまう」というのがあって、感覚的にはそっちの方に近いです。美談として捉えているひとが多いことにびっくりしています。


limeiさん
子どもが誤解しないようにフォローが必要だと思っていたので、
息子が読んだことある!と無邪気に言ってきて、
いつのまに、と戦慄が走りました(笑)。
私にとっては禁書なので、ひえー、直後にフォローしたかった、と思ってしまいました。

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