ご近所さんの御訃報

お向かいさんが、素敵なシニアご夫婦さんだったのです。
過去形なのは、ご主人が最近亡くなられたのです。
95歳でした。
でも、90を過ぎていると思えないほどお元気で、去年はほぼ毎日のように庭の芝生の手入れをし、車の運転もしてらしたのです。

先日、夫がお花を届けている人を見かけ、もしやと思い、お悔やみ情報をネットでしらべると、彼の名前が。

そこまで交流があったわけではないのですが、悲しくて、夫婦揃ってしゅーんとしています。

寄り添うように仲睦まじくされていた奥様とは、
70年間添い遂げられたと、お悔やみ欄から知りました。
取り急ぎ、カードと食べ物(こちらの習慣。なぜかマフィンが王道)をお届けに。
がんの再発がわかってすぐ、安らかに亡くなったと聞き、長い間家を空けず、苦しまれずに逝かれたのが、せめてもの救いだなあと思ったのでした。

海軍として第二次世界大戦中、日本に行って負傷し、軍から勲章を授与されたとお悔やみ欄から知りました(戦時中、日本に行ったのは、近所の人が教えてくれたので知ってました)。
元敵国出身の私が、向かいに住むことになろうとは、戦後直後にここに引っ越してきたときには、思いもしなかっただろうなあ。
共働きなんで、近所づきあいが薄い私たちですが、その中でも一番、暖かく接していただきました。
子どもの名前も一発で覚えてくれたし、次男が生まれたときも、カードを持ってきてくださったし。
暖かい人でした。

人が亡くなるというには、大きいことだと、思い知らされますね。