昔の親友さんがひょっこり訪れてきました。
いろいろあって、会うとつらくて、距離を置いていたけれど、
今日は大丈夫でした。
時間が解決してくれたのかな。
妊娠したことを報告すると、本当に嬉しそうにしてくれました。
そして「よかったねー!楽しみだね!喜びムードを壊すつもりじゃないんだけど、私の方はちょっと難航してて。」ときりだしてくれました。
彼女はレズビアンさん。ずーーっと子供が欲しくて、欲しくて、っていう彼女が、パートナーさんと話し合って人工授精を決意したのが去年。
それから疎遠になってしまって…。
どうなったのかな?と思ってたんだよね、というと壮絶な過程(特に経済的に)をちらっと教えてくれました。
もう半年くらい頑張ってるんだけど、保険使っても150万くらいかかってるらしいです。
ええええええ、ひゃくごじゅうまん!?
精子を購入したり、排卵誘発剤使ったり、卵子を取り出して人工授精させたり、受精卵を子宮内に戻したり、とんでもない額のお金が飛んで行ったそうです。
16個排卵できたから、取り出して人工授精させたら、そのうち9個が無事受精、そのうち2個を子宮にいれたけれど、着床せず。1個は冷凍保存できたけど、残りは保存不可だったそうです。
金銭的にも心身にもつらい過程だし、秋に結婚式する予定なので(今妊娠しちゃうと予定日が結婚式)、しばらくお休みすることにしたの、とのこと。
せつなくて、ため息…。
なんだか申し訳ない気持ちにも。
うちは家族計画の末に授かったけれど、そんなに時間もかからなかったし、「結婚してすぐ授かった」うちにはいるしね。
なんの前振りもなく妊娠を告白したので、そんな中でも喜んでくれる彼女の人間の大きさに頭が下がります。ほんと、人間できてるな…。
彼女曰く「何が悪いというわけでもないし、体は健康だし、ただ着床しなかっただけ、って思ってるから」とさらっとしてましたが、そういう境地に立つまでにすごく時間がかかる人もいるんだよー。
私は妊娠中でストレート。
それは「たまたま」っていう確率なんですが、彼女は「たまたま」レズビアンだったり「たまたま」妊娠しづらい体質だったので、人並み以上の努力をしないとけないというのが(しかもかなりの善人なのに)というのが、切ないし、歯がゆいし、やるせないです。
なんだかなー…。
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