発言小町の「他人の何気ない一言に助けられた」というトピを読んで涙・・・。
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2010/0419/309359.htm?g=01
海外在住の人のコメントも意外と多くて、同じく異国在住の身としては、しみるわん。

なんかあるかな、他人の何気ない一言・・・。
と考えると、結構ある!!
ダイアリーノートにすでに書いたのも数点あるけど、思いつく4点書いてみーようっと。

1.インドの少年
二十歳のとき、インド一人旅。
心身ともに疲れて、誰も入らなさそうな小さな博物館に入ったときのこと。
地元の小学生、5人ぐらいのグループがひやかしみたいな感じで博物館を走り回っていて、ほっといてほしい私は(インドで日本人が珍しいのか、まるで芸能人のように追われます)隠れるように中庭へ。
なんだかいろんなことに疲れてる時期だったので、中庭のベンチに座って緑を見てるだけで涙が。
視線を感じたけれど、完全無視。
かなり時間がたってもまだ視線を感じるので、「ほっといてよ!」と目で訴えかけようと決意して振り返ることにしました。
目つき悪く振り返ると、心配そうな顔をしているインドの少年が一人。
びくっとしたあと、はにかんだ笑顔で「ぐっ・・・ぐっど・あふたぬーん!!」と叫んで逃げていきました。
私、ぽっかーん。
そして、じわーんと優しい気分に。
泣いている異国娘を、心配したんだけれど、言葉が通じないと思って、どうしたらわからなくて、でも立ち去ることもできなくて立ち尽くしちゃってたんだろうなぁ。
とっさに出た英語が「グッド・アフタヌーン」だったんでしょう。可愛いなぁ。

2.暴風雨の中の傘
孤独な就職活動中のこと。
横殴りの雨の中、傘のない私は猛ダッシュ。
知らない車が近づいてきたので身構えると、見知らぬ人が折り畳み傘を私に押し付けるようにして去っていきました。
ちょうどそのとき、いろんなことがつらくて疲れてて、我慢してるのも気がつけないくらい我慢しまくりの毎日だったので、
知らない人の優しさに心が癒されました。

3.リマインダー
日本に一時帰国したとき、大学を訪れました。
構内で、在学中に顔見知りだった方とばったり。
今留学中なんです、というと、満面の笑顔で剛毅にこう言い放ちました。
「そうかぁ!留学したいっていってたもんなぁ!夢に向かって今もがんばってるんやなぁ!」
その豪快さに、つられて笑顔。
留学準備と学業の両立に、泣きそうになりながらがんばってた時期を思い出しました。
そのときに決めたことを、あきらめずに続けてることを、逆に思い出させてもらって元気が出ました。

4.おかあさん
あまり働き甲斐を感じられなかったレジのパート中のこと。
冴えない気持ちで淡々とレジをうっていたら、とある親子連れさんが。
お子さんが何かを叫んで、お母さんは無視もしくはしかりつけながら清算、っていうのがいつものパターンなんですが、その親子連れさんは一味違いました。
お母さんがお財布の中からお金を取り出そうとしている最中に、4,5歳くらいの男の子が、スーパーの外を指差して、「お母さん!あれ、柿の木だよ!」
するとお母さん、手を止めて、その子の目線まできちんとしゃがんで、彼が指差す方向を見たんです。
そして、男の子の目を見てにっこり。「そう、あれ柿の木ね。よく見つけられたわね。」
男の子も、お母さんにほめられてすごく嬉しそうににっこり。それからおとなしくお母さんの清算が終わるのを待ってました。
私、内心、感動。
こういう小さな承認の積み重ねが、子どもを育てていくんだなぁ、いい子に育つんだろうなあと思ったのでした。

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