ホリデーシーズンの家族模様
2009年11月30日 マイニチ
異国はすでに、ホリデーシーズン。
日本は、年末年始とお盆が帰省ラッシュですが、異国は年末なんですね。
だから色んな家族模様を目撃することになるこの季節、いつも思い出す出来ごとが。
2、3年前のこと。
帰省ラッシュでごった返す長距離電車のなか。
お酒片手に、大声で電話を始めた初老男性。
身なりのいい人で、たぶん弁護士さん。
仕事関係の電話で、アシスタントらしき人への指示をだしています。
祝日前にご苦労様だなあ、でも声を抑えてくれたらいいのに、とぼんやり聞いてたんですね。
電話を終えて、ビールを一口飲んで、またどこかに電話をかけ始めました。
今度は声を抑えて、さっきのテキパキした口調とはうって変わった、緊張した声。
耳を澄ましてみると、お子さんに留守電を残している様子。
「お前は俺に会いたくないかもしれないけれど、俺はうちによるから。ドアを開けてくれないかもしれないけれど。でも、ホリデーシーズンじゃないか。とにかく、俺はうちに行くから。」
最後は、声が震えてました。
電話をきって、うなだれながらビールをまた一口。
飲まなきゃ電話かけられなかったんだろうなぁ。
彼は、会うのを拒否されても仕方ないことをしたのかもしれないけれど、聞いてて切なくなりました。
勝手に、相手が娘さんで、結局は会えなかった、っていうシナリオが浮かんで、離れません。
日本は、年末年始とお盆が帰省ラッシュですが、異国は年末なんですね。
だから色んな家族模様を目撃することになるこの季節、いつも思い出す出来ごとが。
2、3年前のこと。
帰省ラッシュでごった返す長距離電車のなか。
お酒片手に、大声で電話を始めた初老男性。
身なりのいい人で、たぶん弁護士さん。
仕事関係の電話で、アシスタントらしき人への指示をだしています。
祝日前にご苦労様だなあ、でも声を抑えてくれたらいいのに、とぼんやり聞いてたんですね。
電話を終えて、ビールを一口飲んで、またどこかに電話をかけ始めました。
今度は声を抑えて、さっきのテキパキした口調とはうって変わった、緊張した声。
耳を澄ましてみると、お子さんに留守電を残している様子。
「お前は俺に会いたくないかもしれないけれど、俺はうちによるから。ドアを開けてくれないかもしれないけれど。でも、ホリデーシーズンじゃないか。とにかく、俺はうちに行くから。」
最後は、声が震えてました。
電話をきって、うなだれながらビールをまた一口。
飲まなきゃ電話かけられなかったんだろうなぁ。
彼は、会うのを拒否されても仕方ないことをしたのかもしれないけれど、聞いてて切なくなりました。
勝手に、相手が娘さんで、結局は会えなかった、っていうシナリオが浮かんで、離れません。
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