外国人として働いている以上、避けて通れないのはビザ問題。
国籍がないということは、その国に入ることも、住むことも、了承してくれない限りはできないんですね。
当たり前のことですが。
だいたいどこの国でも行けてしまう、日本国籍を持っているというのは、本当に幸運なことだと思います。
異国で暮らして早4.5年。
私の夢・目標を成し遂げるには、あと最低5年はかかります。
それまでには、今の短期ビザの期限が切れてしまいます。
…ということは、「長期に住めて、しかも就労が許される」ビザに申請する必要が。
観光ビザや学生ビザって、とるの簡単なんですけど、就労ビザや永住権って取るのが結構ややこしいのです。
なぜなら、国として社会保障を少し出さないといけなくなるし(失業手当とかね)、外国人を雇うことによって、就労できなかった自国民がでてくるから。
逆を言うと、自国民の福利厚生を脅かしてまでも、外国人がこの国でいるメリットは何か、っていうのが立証できない限りは、長期に住めないんです。
うちの会社に大量の書類と煩雑な手続きを通して、「まなは、うちにはなくてはならない存在です！だからこの子に長期滞在＆就労ビザを！」って、政府に言ってもらわないといけない…。
…わ〜〜〜、こんな小娘に、そこまでのことやってくれるかなぁ、うちの会社！！
とっても自信がないので、自分なりに取引を考えてみました。
-多額なお金がかかるビザ申請の、75％は私が個人負担します。
-弁護士さんも、私が見つけて、私が費用を負担します。
-申請中、最低1.5年間は辞めません。
友達に相談すると「会社にとっておいしすぎる取引だよ、それ…。強気で行け!」といわれました…が！
難しい！自信がないのよー！
私本人が人事課と社長に「私、役に立ちますから！お願いします!」って言うだけでは効き目が薄いので、うちの上司に推薦をお願いすることにしました。
今日、しどろもどろになりながら状況を説明して、推薦をお願いしたところ、二つ返事で快諾。.
「まなには絶対、ここに残ってもらいたいから、手伝えることなら何でもするからね!あっ、うちの課長と部長(兼CEO)、すごく交渉が上手な人たちだから、私からもお願いして、人事課と社長に掛け合ってもらいましょう!」
…わぁぁ、なんてもったいないお言葉(ToT)。
あぁー、一歩踏み出してしまいました、禁断の領域（^^;）。
どうなることやら！
コメント
相手に損をさせないようにという，まなさんの姿勢は円満に交渉をまとめる上でとても良いと思います。また取引の条件を数値で明確に定めてあるのも素晴らしいですね。ただ，はじめからベストスコア（75％負担するとか）を言ってしまうと，lpれはすこし勿体ないかもしれません。
交渉する時には，はじめに提示された値を元に双方が話し合いをしてゆくことが多いわけです。つまり，最初に提示された値を基準とした交渉になってしまうんですね。
なので，はじめから自分の限界値を出してしまうと，それ以上は譲歩できず，身動きがとれなくなるわけです。なので，はじめは自分の限界値を出すのではなくて，相手の限界値，すなわち常識的に考えて相手が納得してくれそうな最小限の譲歩（25〜50％？）を提示しておくのがいいです。
その上で「25％じゃね…」って言われたときに「では30％まで」なんていうと，相手は「あなたが譲歩してくれたなら，こちらも…」ということになって，相手からの譲歩を引き出しやすくなります。
場合によっては相手から拒否されなくても「25％がぎりぎりですが，お世話になっているし30％ほどは負担します」ということで，相手に「うっ，こっちも譲歩しなくちゃ！」と思わせることも出来ます（ちょっと卑怯なような気もして，好きではないですけどね(^-^;)）
さらに「（25％を提示した後に）良い弁護士さんを見つけられなくて困っているので，もし弁護士さんを紹介していただけたら50％までは負担します。」という交換取引も有効です。
長くなったので以上で（笑）
以下の2冊は洋書なのでまなさんの住む海外でも手に入れやすいと思いますし，どの分野の方にもわかりやすい＆使いやすい本なので読んでみて下さい。(iuが読んでいるのは日本語版です（^皿^；）)
・http://www.amazon.com/o/ASIN/0321011473/
・http://www.amazon.com/o/ASIN/0029019869/
＞はじめからベストスコア（75％負担するとか）を言ってしまうと，lpれはすこし勿体ないかもしれません。
…!!!
やっぱ、そうですよね〜…。交渉嫌い＆自分の価値を低く見積もる傾向があるので、大安売りしてしまいました。ががーん。
ああぁ〜…。早く丸くおさまらないかなぁ…。(弱気)