日本から大学時代の友人が遊びに来てくれました。
和風なおみやげをたくさん持ってきてくれて、その心遣いにじんわり心が温かくなりました。

「まなちゃん、本読む?もう読んだからあげる。」って『1ポンドの悲しみ』もくれました。
異国では日本語の本はとっても貴重。
ありがたくいただきました。

登場人物たちがまっとうに動いてくれるので(!)、読んでて安心。ほっとする、可愛らしいお話ですね。

古い友人に再会して、少し混乱しているようです。
異国で、日本と触れ合う機会が全くない日常生活。
まるで当たり前みたいに、古い友人と時間を共有していると、日常に戻ったとき、軽く混乱します。
どうして私、これを当たり前だと思ってたんだろうと。

肌にまとわりつく空気も風も、街の表示も、目があった赤ちゃんの丸い顔のラインも、同僚さんお勧めの本の表紙も。
ずっとそこにあったはずなのに、新鮮で、目が覚めるような心地。

こういうの、熱中して本を読んでいる最中、ふっと現実に戻されたときの感覚に似ています。
あの、ふってわいてしまったような気持ち。

なんだろな。こういうの。

英単語を使わないように話すことに、ちょっとした集中力が要る、異国生活5年目の夏の徒然草。

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