The giving tree
2005年7月30日 読書
ISBN:4784104690 単行本 シェル・シルヴァスタイン 篠崎書林 1988/11 ¥1,050
昨日に引き続き、子ども時代に読んだ本について。
The Giving Tree(邦題では『大きな木』)は、私の苦手な(!)ストーリーのひとつです。
とても有名なお話なので、皆さんも知っているかと思います。
ある少年と、彼の望むものを与えることを喜びとするりんごの木のお話です。
私としては・・・そんな関係ってどうかなあ、というか
「間違ってる」と思ってしまうのですが・・・。
短絡的に欲求を満たしてあげることと、依存を許して自立を妨げることは違うと思うんですよね。
魚をあげるより、魚の釣り方を教えるほうがよいという論理です。
だから、りんごの「与える」という行為がどうしても、少年のためにならない短絡的自己満足(言い過ぎ?でもその人のためにならない手助けはおせっかいとか自己満足だと思うのです)に見えるし、また、りんごに感謝せず、しかも学んでないような少年にも納得いかないのです。
少年の生活状況が(彼の要求から察するに)、常に不安定なように見えるので余計にそういう勘ぐりをしてしまうのかもしれません。
見返りを求めず与え続けることの大切さを説くのがこの本の主題だとしたら、私はひねくれた解釈をしているのでしょう。
でも、オトナになって読み返してみても、やっぱり後味の悪いお話でした。
うーん、なんだろな。
昨日に引き続き、子ども時代に読んだ本について。
The Giving Tree(邦題では『大きな木』)は、私の苦手な(!)ストーリーのひとつです。
とても有名なお話なので、皆さんも知っているかと思います。
ある少年と、彼の望むものを与えることを喜びとするりんごの木のお話です。
私としては・・・そんな関係ってどうかなあ、というか
「間違ってる」と思ってしまうのですが・・・。
短絡的に欲求を満たしてあげることと、依存を許して自立を妨げることは違うと思うんですよね。
魚をあげるより、魚の釣り方を教えるほうがよいという論理です。
だから、りんごの「与える」という行為がどうしても、少年のためにならない短絡的自己満足(言い過ぎ?でもその人のためにならない手助けはおせっかいとか自己満足だと思うのです)に見えるし、また、りんごに感謝せず、しかも学んでないような少年にも納得いかないのです。
少年の生活状況が(彼の要求から察するに)、常に不安定なように見えるので余計にそういう勘ぐりをしてしまうのかもしれません。
見返りを求めず与え続けることの大切さを説くのがこの本の主題だとしたら、私はひねくれた解釈をしているのでしょう。
でも、オトナになって読み返してみても、やっぱり後味の悪いお話でした。
うーん、なんだろな。
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