Diarynote さんには2003年からお世話になっていました。
一度も訪れたことのない国に、スーツケース1個で留学しにきた年です。
初めての海外生活。
怒涛の勢いで注がれる大量のインプットに対し、
まだ言葉が上手に話せず内向的な性格の私は、アウトプットが皆無で、
この場所でいろんなことを書き殴って消化(もしくは昇華)させていました。

シングルで、引っ込み事案で、でも情熱にメラメラ燃えていた20代の私は、
好きな人に出会い、結婚、出産を経て、
目には見えない障がいを持つ、聡明で思いやりのある2児の母になりました。
たくましくなりました(笑)。

異国生活を始めた時には考えられなかったけど、今やってることはなんだろうと考えてみました。
いっぱいあるけど、あえて一つ選ぶとしたら、
ネイティブの友達ができたことかな。

最初はこの国の人と話すたびに「拙い英語に付き合わせて申し訳ない」といたたまれませんでした。
古い国で生まれ育った、伝統と「察する」文化に染まった私が、
新しくて、革新と発信に重きを置く文化の国で生まれ育った人と、腹を割って付き合って、相互理解をするなんて、到底考えられませんでした。
もともと、友人は少数精鋭ですしね。

でも、初めて会った時に、旧友のような安心を持ったネイティブの夫と結婚し、
仕事や趣味を通して出会った人と、仲が良くなり、うわべだけじゃない、心と心の交流、みたいなものができる友人にも恵まれました。

文化のせいにしてたけど、
自分の語学力とか、精神の成熟度のせいだったんだろうなあ。

20年近く、お世話になりました。
皆さん、特に相互の皆様、ありがとうございました。
みなさんのご多幸をお祈りしています。
…を勉強し始めて一週間。
難しい順に並べると、
ハングル文字、ヘブライ文字、ウクライナ文字。

英語のアプリで習っているのが原因なのでしょうか。
読み方をアルファベットで表記するのですが、
子音の“d”と”t”なんて全く同じに聞こえるんですけど。
英語の読み方とは違う音(なのにアルファベットで読みを表記)なので、かなり混乱中です。

アジアの言葉だから、とっかかりやすいと思った私の浅はかさよ。

有能な上司

2022年3月23日 オシゴト
昔勤めていた会社の上司は、すごく有能な人。
おとなしくて熟慮型な私と正反対で、明るくて直感型。(でもそのパパッと出る判断の正確さが度肝を抜かれるぐらいすごい。)
有能なのをひけらかすこともなく、技術が劣っている人を見下げることもなく。
素晴らしい上司でした。

ところで。

日常業務が単純にたくさんあり過ぎて、
要領が悪い私は常に残業ばっかりしていました。
有能な上司に、コツを聞き、試してみたところ、
まったく効かないの(笑)。
上司の性格とか頭の中の構造にはあってるんだろうけど、
わたしには全然合わないという。
だから効率の改善には至りませんでした。

それまでは、私のやり方よりいいやり方があるはずだ、それを見つければ改善するかも、思っていましたが、
自分に合うものを自分で見つけて開発していくしかない、という、言ってみれば当たり前のことを学んだのでした。

逆に言えば、自分には理解できない他人のやり方に、
あーだこーだ言う権利は誰にもないですよ、ってことですね。
結果さえ出してれば…。
心に刻んでおこうと思います。

というのも、会議中に、編み物し始めた人がいて。

わたしにとっては衝撃すぎたんですが。

失礼すぎるだろ、と言うのが率直な感想だったのですが、
その人はいわば他社の社長さんで、
実績もあるし、認められてるし、地位もあるので、
誰も文句は言ってませんでしたけどね。

でも、編みながらも話はきちんと聞いていて、
下手したら他の人よりも発言をして、
会議を進めていってるもんなあ。

結果を出しているわけだし、
編み物でゴタゴタ思う私のうつわが小さいような気がしてきました。
嫌なことは先延ばし…という悪習が、やめられません。
もう病的なまでに。

仕事に取り掛かるのを遅らせてしまうのです。
スタートがかかるのが遅いの。
フレックス制で、自宅勤務なのをいいことに、
朝は、もうひたすら何か他のことをしています。
家事とか、ビデオ鑑賞とか。

最近、新しい言語を3つも習い始めたもんね。
仕事を避けている自覚はあるので、
ものすごいイヤーな気持ちも感じつつ、
それを振り払うかのように、
まったく知らない言語の学習に取り組む私。
3つも(また言う)。

さすがに自分でも病気だと、ドン引きしております。

夕方にやっとエンジンがかかってきて、
夜から深夜にかけてが一番頭が冴えて、集中して仕事ができます。

嗚呼…不毛(泣)。
…んですけど、贅沢な悩みですかね。
というより、無茶難ですよね。

穏やかなのが一番です。
義弟とその彼女さんが別れたと親族内に緊急速報が入りました。
交際期間、なんと、12年。
20代半ばから、出会ってすぐくらいに同棲し始めたので、
単なるボーイフレンド、ガールフレンド、というよりは、
夫婦の貫禄さえあったのですが。

義父母も夫も「とてもいい子だったのに。」と、
残念がっておりました。
親戚内そろって、義弟のせいになってますけどね。
ある意味よくぞここまで一緒にいてくれたというか。(それもすごいけど)
彼女を責めるトーンは皆無。

ほとぼりが覚めたら、元鞘にならないかな、と
二人を好きな私は一瞬夢を見たのですが、
漢気のある女性なので、それはないかも。

夫にも、
「これは私の偏見だけど、男性から切り出した別れは、元鞘の可能性が高い気がするけど、女性から別れる時は、本当にバシッと行くからね。後戻りはないだろうね。」
というと、
ちょっと怯えていました(笑)。
最近のお仕事用BGMはルパン三世のジャズです。

友達が、「ジャズはお酒を飲む時にピッタリ。」と言っていましたが、
お仕事にも何気にいい感じです。

ジャズ自体が好きなので、どんな場合でも好きなものは好き、っていうだけかも。
こちらには異国に来てすぐからお世話になってきましたが、
とうとう終わってしまうそうですね。

シンプルな使い勝手で、
華やかな大通りではなく、ひっそりとした路地裏的な感じが好きでした。
(そもそも日記は見つかりたくないですしね笑)

魂削る勢いで学業に取り組み、異国生活のサバイバルをしていた留学時代、
今思えば恥ずかしいことも、真剣に書き殴ってきた場所でした。
相互の方々との交流にも感謝しています。

人生のステージが変わって、
自分が築いた家族のお世話に忙しくなり、
ここで吐き出すことも少なくなってきましたが、
気軽に書ける場所があるという安心感はとても貴重でした。

小心者です。
注目を浴びるのが苦痛なタイプです。

だから仕事でプレゼンしないといけない時、
すんごい緊張します。

やる気と熱意はあるので、
それでカバー。
というかそれしかない。

あとね、母国語じゃないし、アクセントもあるので、
プレゼンのスライドとか張り切って作って、
喋りを補う作戦に走ります。
緊張で呂律が回っても、アクセントがひどくなっても、
スライドみて理解してくれ攻撃(?)。

緊張しすぎて、逆に
笑い話とか入れちゃう人です。

異常にエネルギーを消費して、プレゼン後は燃えかすです。
うまくエネルギー分散できるようになりたい…。

金木犀入りの烏龍茶が好きです。
金木犀が入ったお茶は、桂花茶と呼ばれるそうです。

アジア系のスーパーでたまたま見つけたのでかってみたら、
香りがよくて、リラックス効果抜群。

学生時代、台湾と韓国から来たお友達が多かったので、
このお茶を振る舞うと、大抵喜んでくれたのを覚えています。
「これ美味しいね!」「でしょう!」
異国ではなかなか美味しいお茶ないですからね…。

日本でも売っているのかしら。
もし機会があれば、是非お試しあれ。


子どものことで先生とお話ししている時のこと。
「お母さんがすごく真面目でいつもきちんとしていらっしゃるから…」
みたいなことを言われ、
「えー!そうですか、いつもぐうたらしてると反省してるんですけど。」と返すと、
「いえいえ、とんでもない!逆に手を抜いてください。人生楽しむぞ!って感じで!
とのこと。
ちょっとふざけて
「いやあでも人生って基本的に辛いもんだと思ってますから。」
というと、
意外にドン引きされました。

おおっと、しくじったか?
長男ときちんとお話ししたい時、
一緒にお布団の中に入る、という戦法を取ります。
これがねえ、不思議に効くの!

布団の暖かさとか、ちょうどいい重さで、
忙しい心が否応にもちょっとリラックスするようです。
後は、寝転んで、お互い天井を見るので、
視線というプレッシャーもないし。

いやー我ながら、いい戦法だなあ。(自画自賛)

というわけで、重大質問を投げかけてみました。
「去年はお互い大変だったね。あまり上手に接してあげられなくて申し訳なかったです。でも最近、お互い成長したように思います。そこで直接あなたに聞いてみたいのだけれど、私は親としてどうですか。うまくやってる部分、直して欲しい部分、この際聞いてみたいのだけれど。」

「僕にとっては完璧だよ。」

ほんとに!?!?
心が温かくなりました。

たまに思い出して元気を充電しよう…。
反抗期までは、これで持ち堪えられそうです。

私が住んでいる国ではマインドフルネスが流行っています。
猫も杓子も状態。
小学校でも教えているし、
企業もこぞってワークショップ的なものを開催しているし。
数年前からよく聞いてはいたのですが、
そのうち廃れていくだろうと思っていたら、なかなかどっこい、しぶとく(?)流行っています。

東洋の瞑想とは似て異なるようですが、
私はせっかちで小心者なので、じっと呼吸をする、というのが苦痛なタイプ。
過去のことを思い出してくよくよするのと、先のことを考えて不安に思うのがデフォルトなので、「いま、ここに」の精神を保つマインドフルネスが難しすぎて。
というか、正直イライラしてしまうという罰当たり者(?)。

でも最近不安な気持ちが強いので、
一度ちゃんと、ダメもとでマインドフルネスをやってみてみます。
効果が有れば万々歳、なければ「やってみたけどダメだった」と諦めがつくかな、と思っています。
義兄に会って12年が経ちますが、
あまり交流がありません。

共通の話題があまりないので、あまり話かけないし、
向こうもそんなに話しかけてこないし、という関係でしたが

さいきん、ひょんなことから、
「17歳の少年が刀で政治家を斬りつけた事件」について聞かれました。
ハア!?知らんがな!
「アサヌマとかいう人」とかいうので調べてみたら、浅沼稲次郎暗殺事件というらしく、1960年の事件でした。
知らんがな(2回目)!

刀繋がりで、義兄は何かを思い出したようで、
「名前は忘れたけど、日本ですっごい剣の使い手がいたでしょ?なんだったけー。あまりに強すぎて、木刀で真剣の相手倒すほどだったっていう人。」
知らん…(以下略)

気になりすぎて、いろんな剣豪の名前を出して義兄に確認すること数分…。
「ムサシ・ミヤモート?」(私)
「それだーーー!」(義兄)
宮本武蔵かーーー!!
巌流島の戦いは、小次郎の精神力を乱すためにわざと遅れてきたという説があるのよ、というと、義兄は感心しておりました。
っていうか、異国生まれ異国育ちの義兄に、私が知らなかった日本史を学ぶことになるとは。苦笑。
ちょっと面白かったです。


毎秒ずっと苦しんでいるわけではありませんが、
慢性的な苦しみがあります。
誰しも、なにかあるんじゃないでしょうか。

今年は、大切な人が癌で逝ってしまって、
知人が火事で家を失い、
またある人は、生存率の低い、脳の癌に侵されていることがわかりました。

自分の無力をひしひしと感じる年でした。

クリスマスの明るい音楽やイルミネーションを見て、
突如足元を救われるような悲しみに襲われる瞬間があります。
ただ、これは波のようなもので、
荒波のなか、息絶え絶えでも、
この波はいずれ穏やかになる、と理解して、なんとかやり過ごしています。
遠くから波が近づいているのが見えて心の準備ができる時さえあります。

あと、波が来ることに関してそこまで動揺しないというか。
人生海ですからね、そりゃあ波も立つでしょうよ、みたいな。

それは、多分、年を重ねて大小様々な波を体験したからこそできる技かも。
年を取るほど生きやすくなる、というのはこういうことなのかもしれませんね。

一応

2021年12月16日 オシゴト
上司に、いちゃもんをつけられたことを報告しておきました。
(色んな人にいちゃもんをつける人なので、上司も被害あり)
「どこにでもおかしな人はいる。直せないので、無視するしかない。」と半笑いで言われました。

そうですね、そうですけど、やっぱり面白くないし、そして引きずってる自分にも嫌気がさすし、二重に時間を無駄にさせられてる気分です、とちょっと吐き出しておきました。

プンッ。

まあでも、気にしている分私は半人前なんだろうと思う今日この頃。
仕事上、いちゃもんをつけられ、ちょっとぶーたれた気持ちです。
上司とか、ビジネスパートナーとか、大切な人に評価されているので、
クレーマーに何を言われようが、揺らがずにいろ、と思いますが(ていうか、ほかにすることないのか?)、
やっぱり、いちいち、傷つくし、不安になります。
こういうのも、自分で嫌になっちゃうんですが。

そんなマイナスな気持ちを引きずって、
レストランに食べ物を取りに行きました。
コロナのおかげ(?)で、アプリを使って事前にオーダーと精算が済ませられるので、
行って受け取るだけ。

ちょうど忙しい時間帯で、
ピックアップの場所に先客が並んでいます。
こういう時こそ、礼儀と優しさは大切にしましょう、と、
ちょっと半分ヤケクソで、気をつけて行動したら、
周りの人が、優しい、というか、お互い気を配り合う感じで接してくれて、それが周りにも広がって、なんか、ちょっとほっこりした空間になりました。
本当に些細なことなんですけどね…でもこんなのがうっかり心に染みてしまうくらい、病みかけてたのかな、と自分で苦笑しておりました。

自分が荒れている時にこそ、広げよう、小さな優しさの輪…。

パンデミックが始まってから、ほとんど家にいるまなです。
仕事も、9月から週1回程度オフィスに行くだけで、基本は自宅勤務。
コーヒーは専らうちで淹れて飲む日々。

スターバックスの半額クーポンをもらったので、
久しぶりに地元の店舗に行ってみたら、
いつのまにか店内の席が復活していて(流石に数は減ってますが)、
巨大スクリーンに、オーダーした人の名前と、ステイタスを表示するデジタル掲示版ができてました。
スタッフの数も増えてるし、見てるだけで目が回りそうに忙しく働いています。
常に10人くらいオーダー待ちの人がいて、
どう見ても大盛況。

すごいなあ。
パンデミックの影響をもろに受けてそうなコーヒー業界ですが、
大手の会社はやっぱり逆風に強いのかな。

ちなみに、季節限定の「ローストした栗のラテ」を注文しましたよ。
ちょっと香ばしい香りのする甘い甘いラテ。

こっちでは定番のクリスマスソングの出だしが、「焚き火でローストする栗♪」なので、季節感あふれるメニューになってますが、栗、全然見かけません(笑)
みんな、味知ってて飲んでるのかな?


中村吉右衛門さんがお亡くなりになりましたね。
悲しい…。
実は父が吉右衛門さんにちょっと似ています。

ちなみに…
母は上沼恵美子さんに雰囲気と輪郭と迫力が似ています。

そんな、中村吉右衛門さん似と上沼恵美子さん似の親を持つ私は、
柔道の谷亮子さんに似ていると言われたことがあります。
ええーあんな濃い顔の親からなぜ!
みんなにびっくりされるほど似てない親子でした。
でも父方の祖母にそっくりだったので、ことなきを得ました(?)。



全血液献血に切り替えるよう強く勧められました。
そのナースさんたちとのやりとりがなんだか楽しくって。
さばさばした専門職の女性、大好きです。

尊敬していた同僚が、今年の春がんで亡くなりました。
最近、脳に悪性の腫瘍が見つかったと知り合いが教えてくれたこともあり、
癌患者さんにできることってなんだろうと考えていたら、
全血と血小板が危機的に足りないので献血にご協力ください、というお知らせが頻繁にくるように。

全血献血は何十年も前にやったことがありますが、血小板ってないなあ、と物珍しさで体験してみることに。

献血前の診断の時に、「どうして血小板献血を選んだの?」と聞かれました。
ネガティブな感じではありませんでしたが、「あなたわかっててやってんのか?」的なニュアンスを感じたので、「血小板献血が危機的に足りてないとメールをもらったので。」というと「血小板だけじゃなくて、全種類の血液足りてないんです。広告は献血会場に来ていただくことが目的でゴールですが、私たちの仕事は適性も含めてお話することです。」と続き、「あなたは血小板献血するには小さすぎます。」
…ち、小さすぎ??

確かに身長は低いですが、小太りの中年女性に「小さい」はある意味褒め言葉なので、ちょっと嬉しかったです(笑)。

もう一人ナースを呼んで、何故か両腕の内側をチェックされ(血管?)、
二人でざっくりした感じで、どうして血小板が向いてないのか説明してくれましたが、なにせ端折られた感満載で、使われた例えもよくわからずじまいでしたが。
覚えてる限りでは、こう言うことを言っていました。

大きな人と比べると、収穫できる量が違う。
輸血というのは、なるべく同じ人から取れる最大量の血を使うことがよしとされるので、取れ高が少ない人からとっても、言葉は悪いが無駄が多い。
そして、身体が小さい分、副作用もキツく出てしまう可能性が高い。
O+だし。(全血液の方が使いやすいってこと?どういう意味?)

多分、はっきり「どっちにしろ。」とは言わないように教育されているようで、
「どちらがいいとか悪いとかではないし、最終的にはあなたの判断に任せますが、どうしますか。」と締め括られました。

そこまで言われて、「やっぱり血小板で。」とは言えません。
軽い気持ちで来てるし(苦笑)。

というわけで、3時間ほど静かに座って映画でも見とこうかな、と思ってた休日は、
ほんの30分ほどの、典型的な全血献血で終わりましたとさ。

いや、全然いいですけど!
よくわかんなくても(むしろよくわからないくらいの)、専門的な話を聞くのが好きな私は、よく知らなかった献血の世界を垣間見れて面白かったです。

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